品質とそれに見合う対価

こんにちは。朝ドラヲタのスタッフAです。

先日も事務所で他のスタッフたちに朝ドラ「舞い上がれ」を見てもらいたくて熱弁をふるっていましたw (←迷惑)

五島のおばあちゃんのもとで心身ともに元気になって東大阪へ帰ってきた舞ちゃん。

少しの間舞ちゃんと離れたことによって、追い詰められていたお母さんにも余裕が生まれたようでほっとしました。

 

…が、しかし!

 

やはり心配していた通り、お父さんのネジ工場は大変なことになっています。

時代は1994年。バブル崩壊後。

下請け業者は品質を維持したままのコストダウン、納期の短縮を求められ、海外の低価格な製品との競争…

お父さんも取引先から容赦なく取引停止を告げられました。

「ネジとして使えるのは当たり前。そのうえでお客さんはキズひとつない美しいネジを求める時代」

「品質は悪い。値下げもできひん。海外と競争せなあかん時にそういう会社に仕事は回せない」

このような言葉を投げつけられ呆然とするお父さんでした。

「失われた20年」「国内製造業の空洞化」「グローバリズム」…

可愛い舞ちゃんの成長物語の背景には、厳しい日本経済の歴史が描かれています。

 

数年前からよくSNSで「アーティスト(もしくはクリエイター)には正当な対価を!」という言葉を目にしましたが、アーティストやクリエイターだけでなく全ての商品、全てのサービスに正当な対価が支払われるべきという考えに世界はシフトしてきていると思います。

 

低価格競争ではなく、付加価値を高める。それが目指すべき目標ですね。

 

「良い品質ものものには、それに見合う対価を払うのが当然」

一消費者としてもそのような考えであらねば!と思いました。

 

 さて、お父さんは今後工場の経営をどうしていくのでしょう?

佐原に一言相談してくれればなぁ…と妄想はとどまるところを知りませんw

 

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